ワクワクより、ドキドキ

ことば

少し前の、元職場でのお話。
いや、かなり前かな。

私の上の立場として、新しく若い上司がついた。よい意味で、私たちの子ども世代のような方。

エラそーに書いてしまうけれど、仕事がよくできる。指示もフォローも、完璧。その方の上司が、悪気はないが細やかさがなく仕事がまかせられないタイプ。上司のフォローまで、させられていた。

それでも感情的にならずにがんばっていた方。

立場が下で、年齢もだいぶ離れている私たちにも、気さくに話しかけてくださっていた。

だんだんと、プライベートのお話もするようになっていった。結婚を前提にお付き合いしているカレもいらっしゃる。
結婚前や、結婚直後の私の経験をきかれるコトも多かった。

時代も違うし、考え方はヒトそれぞれ。そこをふまえたうえで、私のお話をおもしろいと聞いてくださっていた。

そしてある日。結婚が正式に決まったとのご報告をいただいた。

なんとなく、もう少し先のようなお話を聞いていたので驚いたけど、うれしいニュース。

おめでとう。

幸せそうだけど、先日までの楽しげに雑談していたトキとはナニカ違う。

「話が具体化してくると、ワクワクよりドキドキ」だという。

そうなのか。先日までは夢や希望にワクワク。

いまは、やるべきコトや現実がみえてドキドキ。

「大丈夫。きっと、楽しいコトがたくさん待っているよ」

エラそーに、そう声をかけた私。いまごろどこかで、幸せに暮らしているのかな。きっと、大丈夫。

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