先日書いたね。
母の着物のお話。
前日まで元気だった母の、突然の旅だち。
元気だった父がわが家で暮らすコトになった。そのタイミングで、実家の荷物の大片づけがはじまった。
最終期限がある中で。父は、テキパキ荷物を仕分けた。まだまだ母の旅だちを受け入れられなかった私たち。母の荷物はあまりにも多くて、ほとんどのモノを残さずにあきらめた。
着物の価値などナニもわからない私。印象にあった一つの着物と一つの帯を手元に残した。
もってきた日以来はじめて、先日着物と再会。
ゆっくりみると、着物と帯は違うトキのモノ。
なんだか申し訳ない気持ちが残ってしまった。
ただ、あのトキの精一杯だった。あのトキの選択に、後悔は一切ない。
後悔はないし、自分に対する怒りもない。
ただ、母の荷物の整理の仕方は、理解できる私。実家で着物の入っていた棚を、キチンと解読したら組み合わせ正しく手元に残せたのかもしれない。
母と着物に申し訳ない気持ち。
しばらくモヤモヤ考えていた。
ある日。
夢で母と再会できた。
母は、いつものようにニコニコしている。
そして、私が残さなかった着物を手にもっている。
「これは、(実家の)あの棚にあったのよ。覚えていてくれるだけで、うれしい」
なんとなく、うれしかった。なつかしかった。ありがとう。

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