お誕生日にゆっくりお茶をする

おもいで

今日は、私のお誕生日ではない。
家族や知人友人のお誕生日ではない。

今月は、私のお誕生日ではない。
家族や知人友人のお誕生日ではない。

しかし、なんとなく…。
お誕生日のお話。

両親が元気なコロの、あたたかいなごり。

何回も書いているけれど、私の両親はお祝いを大切にしていた。

新年や節句などのお祝いはもちろん、家族のお誕生日は大切にしていた。いつも、ささやかながらお祝いをしてくれていた。

私が成長して結婚した後は、私の家族のお誕生日も一緒にお祝いしてくれた。私のお誕生日にはみんな揃ってのお祝いとは別に、母と街に出かけてささやかなお祝いを買ってプレゼントしてくれた。そして、少しゆっくりできそうなお店でお茶をする。

ささやかな、年に一度のひととき。もちろん、感謝していた。毎年、あたりまえにそのひとときがあるモノだと思っていた私。

しかしあたりまえのようなお楽しみは、あたりまえではなくなった。

母がいない、初めての私のお誕生日。父と家族と、いつものようにお祝い。偶然か、知っていてか。みんな揃ってのお祝いとは別に、父と出かけてお茶をごちそうになった。

父も母もいない、初めての私のお誕生日。なんとなく。用もないのに一人で街へ。一人、お茶をする。

「この感覚!」

ゆっくりのんびり、お誕生日にお茶をする。
それ以降、私の毎年の恒例行事となった。

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