不思議なチカラ@20-1~幼少期の妄想

不思議

少しお恥ずかしいけれど、幼少期の妄想が、もしかしたら…の、お話。

今書くと、自分で自分のコトをお嬢様というのは違う気持ちがあるし、恥ずかしいけれど、当時の妄想というコトで。

そのことをふまえて、ちょっとした物語を。

幼少期の妄想

そのコのご先祖様は、西洋の大きなお屋敷に住んでいるお嬢さま。
やさしい方々に囲まれて、幸せな日々を過ごしていた。

とてもとても幸せ。

けれども、トキには街の空気感を味わいたいな。
自由に歩いてみたいな。

その気持ちを受けついだ、何世代後の子孫。

ごくごく普通の街のコ。

そのコも、日々の暮らしは幸せだった。
やさしい方々に囲まれておだやかに暮らしている。

トキには友だちにイジワルされたり、ケンカをしたり。
がんばることで手に入られるほしいモノが受け取れなかったり。

そのようなときは、どこからかメッセージが届く。

「さびしさを知りたかった」
「ガマンの先の景色がみたかった」

そのコがツラいとき、メッセージがきこえてくる。自分のコトなのに、お客さんとして演劇を観ているようで、いつも落ちついている。

そのコはツラいトキ、なんとなく大丈夫と思えてあきらめなかった。

自分に起こるコトを劇の台本のように感じていたらしい。
いつかきっと、ハッピーエンドになるんだ。

ただ、どうしても本当に気持ちがむかないコトには、ムリができなかった。

気持ちがむかないコト、たいがいなコトは、日本では習慣化されていても西洋では異質とされるコト。

お嬢さまにそんなコトはさせられない、と、なにかのチカラに守られているかのように。

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