たわいのない話

おもいで

窓ガラスをわったあそび

兄弟が中学生だったか。雨の日、家の中で一緒に遊んでいた。茶の間の机をたたんで六畳一間を使った遊びがはじまった。前転をしたり、あぐらをかいて足首を手で持ってごろんまわったり。後転もしたかな。母もニコニコ楽しそうにみていた。次の遊びは幅跳び。助...
違和感

頭で味わう

いつだったか、どなただったか。おひとりだったか、何人もいらしたか。会食の場合、なにをどうおいしくいただくか。ヒトそれぞれで、いいと思う、が…の、お話。香りを最初に感じる方。まずは香りを楽しんでから、口に入れる。見た目を最初に感じる方。鮮やか...
違和感

「ごめんなさい」は、言えないのかな

誰だって、失敗したり間違えたりするコトはある。悪気なく、一生懸命がんばっていても、やらかしてしまうトキはある。仕方ない。いいんだ。次から気をつければ。次からどうしたらよいか、頭を使って考えれば。ただね、そのようなときに、もしも誰かに助けても...
違和感

ちょっとした所作

日々、エラそーに書いている。私は、立派なヒトではない。でもね、なんとなくの違和感を感じるあなたに届いたらうれしい。いつの日にか。お久しぶりの知人から手紙が届いた。近しい方の発表の場がある、と。私の知識は皆無の高尚な世界。なんでもみてみたい私...
なんとなく

初詣

伝統やしきたりや、身を引きしめる気持ちを否定する気持ちはほんの少しもない、今日のお話。大切にしたい。だからこその、あえてのお話。私の実家は、年中なにかしらの行事があった。私の幼少期、初詣は習慣になかった。のちに聞いたところ、父方の実家は初詣...
日常

白みそのお雑煮

私の実家は、白みそのお雑煮だった。父方の風習だった、白みそのお雑煮。大根の輪切りと、むいたままのカタチのサトイモ、おもちは焼かずに煮る。食べる直前にカツオブシをかける、シンプルなお雑煮。母方の風習は、おしょう油の出汁に焼いたおもちを入れたも...
ことば

話しコトバ、書きコトバ

今年は、毎日、なにかしらの文章を書きつづけた。メールの長編文章や、このブログの記事を含めて、毎日毎日書いていた。自分にのクセがよくわかった。同じ単語がよく出てくる。同じ構成がよく出てくる。なるほど。日々、コトバへの意識が強くなり、自分はもち...
たわいもない話

母方のオバ@12

今回お会いした息子さんは、第三子。うえに二人のお嬢さまがいるオバ。お嬢さまお二人は独身。お二人四十代後半。オバは珍しく深刻な表情でつぶやいた。「わが家は、結婚と子孫のコトが心配でね」いわゆる高尚ではない暮らしをしている私。でも今のオバは、私...
たわいもない話

母方のオバ@11

つづき。そのようなわけで、ほぼ初対面にちかい従兄弟とオバと喫茶店へ。話し出すと皆さんとまらない。近況報告や、なつかしい話。そして息子さんに言われた。「カツオお姉ちゃんは、…」今までの記憶では、その呼び方をしてくれるのは、まだここで書いていな...
たわいもない話

母方のオバ@10

つづき。オバの息子さんと最後にお会いしたのは、おそらく三十年以上前のこと。息子さんが小学生低学年のころ。今は、大企業で管理職をされるようなお年ごろ。当時の面影はない。道でバッタリお会いしたらわからない。ほぼ初対面の状況。なんかね、ありがたい...