たわいのない話

日常

白みそのお雑煮

私の実家は、白みそのお雑煮だった。父方の風習だった、白みそのお雑煮。大根の輪切りと、むいたままのカタチのサトイモ、おもちは焼かずに煮る。食べる直前にカツオブシをかける、シンプルなお雑煮。母方の風習は、おしょう油の出汁に焼いたおもちを入れたも...
ことば

話しコトバ、書きコトバ

今年は、毎日、なにかしらの文章を書きつづけた。メールの長編文章や、このブログの記事を含めて、毎日毎日書いていた。自分にのクセがよくわかった。同じ単語がよく出てくる。同じ構成がよく出てくる。なるほど。日々、コトバへの意識が強くなり、自分はもち...
たわいもない話

母方のオバ@12

今回お会いした息子さんは、第三子。うえに二人のお嬢さまがいるオバ。お嬢さまお二人は独身。お二人四十代後半。オバは珍しく深刻な表情でつぶやいた。「わが家は、結婚と子孫のコトが心配でね」いわゆる高尚ではない暮らしをしている私。でも今のオバは、私...
たわいもない話

母方のオバ@11

つづき。そのようなわけで、ほぼ初対面にちかい従兄弟とオバと喫茶店へ。話し出すと皆さんとまらない。近況報告や、なつかしい話。そして息子さんに言われた。「カツオお姉ちゃんは、…」今までの記憶では、その呼び方をしてくれるのは、まだここで書いていな...
たわいもない話

母方のオバ@10

つづき。オバの息子さんと最後にお会いしたのは、おそらく三十年以上前のこと。息子さんが小学生低学年のころ。今は、大企業で管理職をされるようなお年ごろ。当時の面影はない。道でバッタリお会いしたらわからない。ほぼ初対面の状況。なんかね、ありがたい...
たわいもない話

母方のオバ@9

シリーズ化してしまったか。母方のオバのお話。母や私をかわいがってくださった伯父たちの気持ちを考えると、年賀状だけの関係でよかったのはずが…。今年の私は、いろいろ考えて感じて先日、オバとお会いしてなんだか心地よく、いろいろ考えさせられた。書い...
両親

父の携帯

旅立った父の携帯。スマホがイヤで、ケータイにこだわっていた父。解約する気持ちになれずにそのままにしていた。届くのは、携帯会社からのお知らせメールと、ほどよい距離感を保ちたくて私の連絡先をお伝えしていない親せき、父の仕事関係の方がお一人。父の...
日常

11時のカラス

ここ一ヶ月くらいかな。あちこちでカラスが鳴いている。たびたび聞こえてくる。集団でとんでいる。たびたび見かける。寒くなってきたからか、午前中から午後の早い時間帯に行動していることが多いカラスたち。夕方早めに巣に帰るのかな。夏はどうだったのかな...
職場

昔の職場~問題爺@2

前にも書いたかな。昔の職場は四季折々、自然を体感できる立地。そのわりには福利厚生は皆無。身だしなみにうるさい。貸与される制服は、ペラペラの真夏用のシャツと防寒対策バッチリの真冬用のダウンジャケット。春は?秋は?夏は出勤するときに電車を降りる...
職場

昔の職場~問題爺@1

昔の職場は前に書いたような四季折々、自然を満喫、過酷さを体感できる環境だった。そして、理不尽な権限とワガママを振りまいていた三人。クセの強い社員(問題爺)と、アクの強いアルバイト(問題婆さんと、その子分)がやりたい放題。前にも書いたかな、そ...