母方のオバ@12

たわいもない話

今回お会いした息子さんは、第三子。うえに二人のお嬢さまがいるオバ。

お嬢さまお二人は独身。お二人四十代後半。

オバは珍しく深刻な表情でつぶやいた。

「わが家は、結婚と子孫のコトが心配でね」

いわゆる高尚ではない暮らしをしている私。でも今のオバは、私たちの方がうらやましいらしい。お孫さんに囲まれたささやかな日々を楽しんだ私の両親の幸せ、深く感じているらしい。

そしてオバは、先ほどまでご一緒に明るく楽しく話していた息子さんの話を。

年齢的に遅めの結婚をされた息子さんご夫婦。すぐにお子さまを授かるが、流産ではなく死産。

小さな小さな骨壺、今も埋葬することはできずに一緒に暮らしている、とのこと。

オバの表情。はじめてみたような曇り気味の表情。。
なにも言えなくなった。。

息子さんの結婚、幸せ絶頂からの、絶望感…。

オバも、たくさんの経験をされているんだね。。

私も考えさせられた。

しかし、私は母や伯父たちの長年の気持ちも知っている。話の節々にご自分中心のコトバが出てくるオバ。

ご実家のみなさんは前向きすぎて、できていることを喜ばずにできないほうに目がいくので、思いがつうじないことたびたびあったと、オバはいう。

みんな、それぞれに家への思いが強かった、とも。

う~ん。。。

伯父たちや母の思いは忘れない。

ただ、私自身の固定観念、思いこみは気をつけてと、どなたからかのメッセージのような気もしている。

少し時間をかけて、考えてみよう。

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