つづき。
そのようなわけで、ほぼ初対面にちかい従兄弟とオバと喫茶店へ。
話し出すと皆さんとまらない。
近況報告や、なつかしい話。
そして息子さんに言われた。
「カツオお姉ちゃんは、…」
今までの記憶では、その呼び方をしてくれるのは、まだここで書いていない従兄弟一人だけだった。
ほぼ初対面の従兄弟にそう呼ばれて、本当に本心で、とてもとてもうれしかった。なんでだろう。またゆっくり考えよう。
そして前回オバにお会いしたトキと同じように、息子さんのほんのささいな所作も心地よかった。
さらに息子さんと私、結婚した日の数字にこだわりがあったという共通点がみつかった。違う数字だったけど視点が同じとは、驚いた。
楽観的で、文句の一つも言いたくなるような話も、笑いとばしながら前向きに捉えている。
息子さんは親せきとのお付きあいは全くないそうで、このきっかけを大切に今後もよろしくお願いします、と。
せっかくの親せきだから、と。
心からの笑顔だったはず、そうおっしゃり、息子さんは仕事にむかわれた。
なんだか、少し複雑な気持ちもあったが、なんとなく、うれしかった。
息子さんの帰ったあと、オバと二人。
立派になられて、と私が言うとオバは珍しく表情が曇り
「親の心配は、いつまでも続くのよね」
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