さりげない所作

たわいもない話

久しぶりに、兄弟と出かけた。
飲み物を忘れた私。途中、お茶を買うためにコンビニへ寄ってもらった。

兄弟は買うモノはないと言いつつ、一緒にお店に入った。

私は飲み物を選び、兄弟はいつでも買えそうな小さなモノを手にし、同時にレジへむかった。

兄弟が先に商品をレジ台に出した。

次のお会計待ちに並んでいた私の手からさりげなく飲み物をとり、一緒にお会計をしてくれた。

ごちそうになった。

もちろん、もちろん、ごちそうになったコトはうれしい。ありがたい。

しかし、そこまでのささやかな動き、所作。
なんとなく、なつかしい感覚だった。
なんとなく、うれしかった。

なんだろうね、この感覚。

親せきの所作がうれしいトキもあった。私がカバンからティッシュを探していたトキ、スッとご自分のティッシュをさしだしてくださったコトがある。
お気づかいはもちろん、もちろんうれしい。
しかし、そのさしだす所作が、なんとなくうれしかったんだ。

思えば、逆の気持ちをもったコトもある。
コトバは丁寧でおだやかなのに、文具の使い方やモノの置き方が心地よくないヒト。
なんだか、おしいなあ、、
もったいないなあ、、
と、なんとなく感じていた私。

所作だって、あきらかに迷惑でなければ正解はない。
ヒトそれぞれ。

でもね、ちょっとした所作で幸せな気持ちになれるなんて。ステキ。ありがたい。

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