想像で決めつけないで

たわいもない話

友人と話をしていたトキのお話。

軽い笑い話をしていた。お互いゲラゲラ笑いながら冗談やブラックジョークを交えながら、楽しく話していた。

さらに話は盛りあがり、少し前に一緒にみた映画の感想を話し合っていた。

とてもステキな空気感で、明るい気持ちになった映画。

部分的には空気がガラリと変わる遊びゴコロも満載だった映画。

私が「あの、遊びゴコロがあふれていた部分がまた良さをひきだしたね」と感想を述べた。

友人の顔がくもり、かたまった。

あれ、私、ヘンなコト言った?

暗い声で言われた。
「あの場面がよかったんだ。そうなんだ」
「…私はよかったと思った」
「カツオちゃんが、まさかあの場面をほめるとは思わなかった」

私はワケがわからなくなった。
「お互いに、あの場面がよかったという話だよね?私がほめたのがマズかった?」

友人は
「カツオちゃんなら、ダメ出しすると思った」

友人のなかの想像の私は、空気がかわるあの場面は不要だと思っていたらしい。

いやいや、それは、私ではなく、友人のなかの想像の私。決めつけないで~。

「そうだとして、結果、二人とも同じ感想で楽しかったんだよね」

「そうだね」と友人の表情に色が戻り、またまたたわいもない話で笑いあった。

感想もヒトそれぞれ、違っていい。

ただ、私と、友人のなかの想像の私をくらべないで~!

ほめたのに、ガッカリしないで~!

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