いつだったか。私が、ほどほど大人になったころに行った、とある動物園。
ほどほど大人だったころに行ったので、動物園の名前は、はっきり覚えている。
ただね、細かいところの記憶は勘違いが入っているような気もする。そこは気にせず…思い出ということで。
私の癒された思い出。
あるとき訪れた小さな街。時間に余裕があり何をするでもなかったときに、たまたま立ち寄った動物園。小さな小さな動物園。
入り口から、シンプル。都市の動物園とは違う。それはそれで、ドキドキワクワク。
まずは、ライオン、サル、タヌキなどなど。人は少なくて、でも、それなりの雰囲気はあった。動物を身近に感じる、ステキな動物園。
さらに歩き続ける。
いろいろな動物が柵のなかにいる。表札をみた。
「トリ」「イヌ」あとは「ウサギ」だったかな。
柵のなかには何種類もの「トリ」がいる。「ニワトリ」くらいは、私にもわかる。ほかにも「カモ？」「アヒル？」のようなトリがいた。でも表札は「トリ」というひとくくり。
「イヌ」も「ウサギ」も、何種類もいるようにみえたけど、ずいぶんとおおざっぱな表札。
スーパーのリンゴやイチゴでさえ、たくさんの種類が並べられてそれぞれにプライスカードがつけられているのにね。
動物園の出口近くのおおざっぱな表札。表札をつけていた係の方が、最後疲れちゃったのかな。
ヘンな力が抜けリラックス。
なんとなく、いやされた。
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