私は歩いていると道を聞かれることが多いような気がする。電車の乗りかえや切符の買い方も聞かれる。昔からよく聞かれる。
道を説明するのはなかなか難しい。よく知っている場所では初めて行く方がわかりやすい目印を考えてみる。場合により、一番の近道ではなくても一度曲がるだけのシンプルな提案をしてみる。
住宅街にある医院や公共施設の説明はさらに難しい。わかりやすい目印がなかなかない。私なりにわかりやすい道を案内してきたつもりだけど、みなさん無事にたどりつけたのかな。
最近は電車の乗りかえについて聞かれた。都心の人ごみ、たくさんのヒトがいるのになぜ私。私より都心の街が似合っていてくわしそうなヒトはたくさん歩いているのに。
声をかけられること自体イヤではないのだけれども、最近は外国の方に聞かれることが多い。英語も含めて外国語は全くできない私。全身使って身振り手振りで伝えてみる。なんとか理解してもらえたようで、(たぶん)お礼を言われて去っていく後ろ姿を見送る。私も時間がないので途中までしか見送れないが、正しい方向へ歩いていくようでホッとする。
私が声をかけられるのはイヤホンをして歩いていないからかな、とも考えた。
いや、大昔、ほんの一時期だけ私も電車でイヤホンをしていたころがあった。そのときはイヤホンのケーブルを引っぱられて外されて、電車の乗りかえについて聞かれたことがあったね。まわりには、たくさんのヒトがいたのに。
なんでだろう。
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