憧れのあのヒト、という感覚が私にはなかった。
ステキだなと思うヒトには、たくさん出会えた。だけど、そのヒトになりたいと思ったことは、ない。
私は、私だから。
憧れを通り越して、尊敬になってしまうからかな。
たとえば
音楽が好きだった。学生時代に聞いたたくさんの音楽。大好きなギタリストがいる。
ほんのちょっとだけ、ギターを弾いたことがある私。もっとギターが弾けたらなと思っても、あのヒトのようになりたいと思ったことはない。
他の楽器をがんばって、あのヒトと一緒に演奏したいと思っていた。もちろん、一緒に演奏する機会はないけれど。
言葉が丁寧で話が上手な方がいらっしゃる。ステキだなと思う。その方の話し方ができるようになりたいとは思わなかった。
私の言葉、私の話し方は、私だけのモノ。
私は私。大切にしたい。
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