よく買い物に行く近所のスーパー。時代の流れをふまえて、自分らしさを尊重した身だしなみのルールにかわったとポスターがはってある。イラストにはカラフルな髪色の若い男女が描かれている。
う~ん、違和感。
お客さま相手の仕事だから、派手な髪色の店員さんなんてとんでもない、とは、少しも思わない。キチンとした対応をしていただければ、清潔感さえあれば、見た目は気にしないのだけど。
昔の職場では接客業なのでパンツは黒でなければいけない。ジーンズは禁止。それには違和感があった。ベージュやネイビーのパンツでは、お客さまに失礼にあたるのか。
数日間考えて、気がついた。
「自分らしさを尊重する」=「カラフルな髪色」
この考え方が、イヤなんだ。
結局それって、見た目だけの話だよね。
「自分らしさ」は本来内面にあるものだよね。
マナーとしてドレスコードがあるべき場にも「自分らしさ」を尊重する機会が多くなるのかな。人生の卒業式のときなど、たしかに気持ちを込めることが一番。ただ、のこされたご家族の流儀に合わせる感覚は大切なのではないかな。
エラそうに言う私も、身だしなみは自由にしている。昭和の品行方正な身だしなみには、かなり遠い。
ただ、その場にあわせる感覚は、もっていたい。
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