そのようなわけで義理のご家族とは表立ったモメゴトなどはないが、ごぶさたしつづけている。
ほんとうは良くないなあと思うけれども、どうにも足がむかない。ココロがのらない。貴方も、そう。
もう、このままお会いしない方がお互いのためかもしれない…。
私の気持ちがそうかたまったのは、私の母が旅立ったトキ。
私の気持ちがカチンコチンにかたまったのは、私の父が旅立ったトキ。
私の母の旅立ちは、少人数の身内でおくりだした。納骨をすませたコロ、義両親はお墓参りをしたいとおっしゃってくださった。私の父はまだまだ元気だった。父と貴方と義両親と私の五人でお墓にむかった。歩きながら、ごあいさつていどのお話を。母の話には、ならなかった。立ち話では失礼と思っていただいているならありがたいが…。なんとなく、違和感。
お参り後に会食する約束だった。お墓からお店にむかうトキ義父は「大変だったね。あとでゆっくり聞かせてね」と私に。
なんとなく、ありがたかった。
お店に到着。義母は私の母とは全く関係ない昔話をはじめた。義父は転勤つづきで慣れない土地で苦労した話。過去に何回も何回も聞いている話。
うんざり、イヤだった、そのような単語ばかり。ずっと、お一人で話していた。
私の父は社交的。無難に話をあわせるコトがとても上手なのだが、このトキばかりはだまりつづけていた。
義母は、食べながら話すのでテーブルも汚い。
なんの時間なの…。私は少々悲しくなった。
私の母の話がないまま退店。
義父は「つまらない話ばかりでごめんね」と。気づいていらしたのか。
気づいていたのなら制止してほしかったが…。
帰宅後、義父におわびいただいたと父に報告。義父のコトバを伝えた。父も私と同じ気持ちだったようだ。義父のコトバに、少しすくわれた。
しかし…。
ね…。
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