テキトーに本でも書いてもうける

ことば

日々のコトバが雑。
日々のコトバにやさしさがない。
日々のコトバが攻撃的。

なかなかめんどうなヒトが、あるトキ言った。

「そろそろ仕事やめて、テキトーに本でも書いて、印税で豪遊生活でもしようかな」

たわいもない妄想を言っただけかもしれないが口調に違和感。

それには、カチンときた。
コトバ、文字をバカにするなと思った。

感情を押し殺し、冷静に、冷静に、コトバを選んで聞いてみた。

「もともと、文を書くとか、作文とか、言いまわしとかに興味あったんだ」

「まったくない。感性でなんとかなるでしょ」

違和感、違和感、違和感。

私はいま、コトバを大切に考えている。だからこそ、コトバを選びながら気持ちを込める文章を「テキトー」と言うんじゃないよ。

いや、コトバだけではない。
なにごとも「テキトー」でいいモノなんかない。

いや、忙しいトキに手抜き料理を作ったり最低限の掃除しかしないコトはあるか。

けどね、仕事だったり大切なナニカだったりまもりたいモノには「テキトー」で、あってほしくない。

中身が薄っぺらなヒトの本が売れるわけない。
印税なんて無縁でしょ。

冷静に考えると私のヒガミなのかもしれないね。
文章を書いて暮らしていく日々。

理想だね。

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