白みそのお雑煮

日常

私の実家は、白みそのお雑煮だった。父方の風習だった、白みそのお雑煮。

大根の輪切りと、むいたままのカタチのサトイモ、おもちは焼かずに煮る。食べる直前にカツオブシをかける、シンプルなお雑煮。

母方の風習は、おしょう油の出汁に焼いたおもちを入れたものだったらしい。

深い理由はなかったかなと思うけれどお正月以外にお雑煮を食べる機会がなかったので、母方風のお雑煮を食べた記憶はほとんどない。

友人知人とお雑煮の話をすると、それぞれのご家庭の個性があり、なかなか面白い。

わが家と同じく白みそのお雑煮だという方々もいらしたが、具材に魚介類や肉を入れるとのこと。おもちは焼かずに煮るというところは、共通点だったかな。

大人になってあらためて母方風のお雑煮を食べたときには、新たな世界を知ったような気がした。

あたたかいお蕎麦が大好きな私。母方風のお雑煮も気に入ったが

私がつくるようになってからは、白みそのお雑煮。白みそのお雑煮は大好評で、わが家のお正月の定番となった。

そして今年も、白みそのお雑煮。

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