私、相談されるコトが少なくはない人生かもしれない、と思っている。
いや、相談なのか、話してスッキリする場合の話し相手として聞かせていただいているのかもしれない。
お話を聞いて、私なりの感想はお伝えする。しかし、アドバイスや助言、提案はほとんどしていない。しないようにしている。
いや、できないから。
立場や経験が違う私は、ツメタイ意味ではないけれど、「その方」の本心がわからないから。
つい最近お聞きした話。
数年前、知人が困ったコトになっていたトキのお話。その当時私は状況を逐一報告していただいていたので、知人の大変な様子を知っていた。知人もまた、話してスッキリ、ご自分のおきもちを整理するタイプの方。私は聞くコトしかしなかった。
相手方がいる、困ったコト。
相手方と私も知り合い。知人ほど親しくはないが、あいさつ以上のやりとりはする。
当時、相手方は知人が自分のせいで困っているコトを知らなかった。根は悪いヒトではない。ただ、自分の正義感をふりかざし、ヒトの気持ちを想像もせずにズカズカ土足で踏みいるようなタイプ。
私が中間に立ち、取りもてばよかったのかもしれない。
困ったコトは、解決とはならなかったが知人が最低限納得できるレベルで落ちついた。
つい最近、相手方がそのコロのコトを私に話した。
私が知人と親密だというコトを知らずに。
当たり前だけど、知人からは聞いていない、当事者同士の私がしらないやり取りがあったらしい。
相手方が知人にズカズカ踏みこんだ理由は、よくわかった。納得しきれないけれど、悪意がなかったコトは、よくわかった。
一つのできごと、あちらから見る景色とこちらから見る景色とは違うんだ。
一方的な見方では、全体像がみえないんだ。
よくわかった。
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