不思議

不思議なチカラ@23~設定上の祖母♪3

「設定上の祖母」つづき。父が旅立ったときは、身内だけでささやかに送りだした。少しずつ父の仕事関係や友人の方々に連絡をはじめた。日々、父からは何人かの方のお名前をきいていたので、数名の方には直接お電話で報告させていただいた。三者快談のみなさん...
不思議

不思議なチカラ@22~設定上の祖母♪2

父が仕事で出会った方。仕事だけではなく、ステキな飲み仲間。父が元気なころから、この方の話はきいていた。仕事の部分より、飲み仲間としての話が多かったが。この方と、もう一人の方との飲み会を父はいつもとても楽しみにしていた。わが家では「女子会」「...
不思議

不思議なチカラ@21~設定上の祖母♪1

今回は私にとって、とてもとても大切で、大きな存在、憧れの方のお話。なにをどこからどのように話したらいいのかな。ゆっくり大切に話したいコト。私の人生、たくさんのヒトに出会ってきた。のらりくらりと生きてきた私。そのような私にも、ささやかながら人...
おもいで

窓ガラスをわったあそび

兄弟が中学生だったか。雨の日、家の中で一緒に遊んでいた。茶の間の机をたたんで六畳一間を使った遊びがはじまった。前転をしたり、あぐらをかいて足首を手で持ってごろんまわったり。後転もしたかな。母もニコニコ楽しそうにみていた。次の遊びは幅跳び。助...
日常

白みそのお雑煮

私の実家は、白みそのお雑煮だった。父方の風習だった、白みそのお雑煮。大根の輪切りと、むいたままのカタチのサトイモ、おもちは焼かずに煮る。食べる直前にカツオブシをかける、シンプルなお雑煮。母方の風習は、おしょう油の出汁に焼いたおもちを入れたも...
両親

父の携帯

旅立った父の携帯。スマホがイヤで、ケータイにこだわっていた父。解約する気持ちになれずにそのままにしていた。届くのは、携帯会社からのお知らせメールと、ほどよい距離感を保ちたくて私の連絡先をお伝えしていない親せき、父の仕事関係の方がお一人。父の...
両親

父の誕生日

今日は、父の誕生日。この世で暮らしていたら93歳のお誕生日。おめでとう!歴史的なコトがあったとされるこの日にうまれたと、父はたびたびうれしそうに話していた。私の幼少期は、その歴史的なコトはニュースなどで大きくあつかわれていたような気がする。...
命日

父方の祖母の命日

今日は、父方の祖母の命日。ご存命なら131歳となるはずだった祖母。私の記憶の祖母はご高齢で、日の光であたたかな部屋の上座でゆっくりとお茶を飲んでいらっしゃる姿が思い浮かぶ。口調はおだやかで、いつもいつも、何回も何回も私にお茶菓子をすすめてく...
不思議

不思議なチカラ@17~母のコトバ

母の最期のコトを。母が最後に意識をなくしたとき近くにいたのは父一人。横になっていた母が突然叫び気を失い、その後声をかけたけれども反応がなかったという。救急車で運ばれた病院でそのまま旅立った。なので父がお孫さんと交わしたような最後のコトバがあ...
不思議

不思議なチカラ@16~父のコトバ

父の最期のコトを。私は仕事に出ていた。父が倒れたときに近くにいてくれたのは、私の家族たち。珍しく調子が悪いと夕方からベッドで寝ていた父が、お手洗いに行こうと歩いているときに倒れた。そのときの様子は家族たちから聞くことしかできないのは、なんだ...