父方の祖母の命日

感謝

今日は、父方の祖母の命日。ご存命なら131歳となるはずだった祖母。

私の記憶の祖母はご高齢で、日の光であたたかな部屋の上座でゆっくりとお茶を飲んでいらっしゃる姿が思い浮かぶ。
口調はおだやかで、いつもいつも、何回も何回も私にお茶菓子をすすめてくださった。

旅立たれたときは94歳。私は高校生だった。

祖母の旅立ちから数年間、迷ったときや重要な考えごとをするときには心の中で祖母に相談していた。

なんとなく。

祖母の二年後、伯母も旅立たれた。それからは、祖母と伯母のお二人に、心の中で話しかけていた。

なんとなく

そしていつも、結果、幸せな方向に進めた。少し遠回りしても、うれしいことがたくさん集められてきた。

いつからか、なにのきっかけだったのか、気がつかないうちに祖母と伯母に話しかけなくなっていた私。

それでも幸せや喜びをたくさん集められた。

祖母と伯母は私のことを「もう大丈夫かな」と奥ゆかしく、少し離れたところで見守ってくださることになったのかなと、今の私は感じる。

あのころなにも気づかなかったけれども、今の私は感じる。


不思議なチカラだったんだ。


きっと。

コメント