海外で

おもいで

むかしむかしのお話。

当時親しかった知人友人や親せきにお世話になり、海外旅行へ。

日本から友人と、会ったことのない友人の友人と私の三人で出発。二カ国への旅行。両方とも英語圏の国。
二人は約1週間、二カ国目で帰国。私はそのまま二カ国目で数日過ごし、一カ国目に戻り数日過ごして帰国するスケジュールだった。

今思えば、初めての海外旅行。英語力はない私。ナニもこわくなかった。イキオイって、大切なんだね。

友人は英語が得意。一緒の時間ではすっかり頼りきっていた。

たとえば、お店で注文するトキも友人は「恐れ入りますが、ベーコンとトマトのピザを小さめなカットでください。取り皿もお願いします」を、英語バージョンでスムーズにコトバをあやつる。

私は満面に笑みをうかべ「デイス ワン、プリーズ(さらにニコッ)」と乗り切っていた。

でもそれで通じるんだよね。店員さんも、ザ・日本人の私に流暢な英語を求めてはいない。一生懸命理解しようとしてくださる。

さすがに「デイス ワン、プリーズ(ニコッ)」以外の簡単なフレーズは使ったけれども、少しばかりの単語でイヤな思いをしたコトはなかった。

旅行中、唯一の事件はスーパーで買ったパンにカビがはえていたコト。それくらいおだやかな旅行だった。

帰るコロには、相手がナニを話しているかはわかってきたが答えられないような状態に。

これらの旅行での特別な時間と空気は忘れられない。

なかなか都合が合わずその後数回行き、数十年ごぶさたしている海外旅行。

またいつか機会をみつけて。

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