海外へ

むかしむかし、数十年前のお話。

海外への憧れなどは、ほとんどなかった私。古い洋楽はよく聴いていたけれども、そこどまりだった。
そのコロ親しかった友人は、海外や外国人を作ったり、最終的には国際結婚をめざしていた。

今のようにインターネットが身近にはない時代。日本に在住している外国人向けのフリーペーパーなどで文通相手を探す時代。(あやしくない、フリーペーパーね)

友人は文通相手の外国人と会うことになったという。結婚に憧れているとはいえ、あくまでも文通相手。お互いお友だちも一緒にというコトで、私もお邪魔した。

リーズナブルだけれども、初めて行ったような雰囲気のカフェバー。

お会いした外国人のお二人はとてもいい方で、お互い英語、日本語が初心者レベルの会話だったが話は盛りあがった。
文通相手のお友だちの方は音楽が好きで、お互いカタコトながら盛りあがった。

次回、行きつけの生演奏があるカフェバーへ行こうと約束した。その、外国人の生演奏のあるカフェバーもまた、ステキなお店だった。

このような経験を重ね、私も海外への興味がわいてきた。

それからしばらくして、海外在住の知人や親せきを頼って初めての海外旅行へ。

その旅行での特別な時間と空気は忘れられない。

なかなか都合が合わずその後数回行ったきり、数十年ごぶさたしている海外旅行。

またいつか機会をみつけて。