このヒトのことを書く時間はムダだけど、ま、いいや。昔の職場の問題爺。前にも書いた。
問題爺は、なんか許されるところがある。本質的には許されていないけれど、「まあいいや」とか、「あのヒトはね」と、その場限りの話となる。
ささいな話。冷蔵庫の中のモノは自分のモノだと思っていた問題爺。アルバイトさんが休憩中に食べようと冷やしていたアイスが半分食べられていたり、三つ入りのおいなりさんが一つになっていたりしていた。
私はアイスコーヒーを飲まれた。夏の暑い日、氷の入ったアイスコーヒーをテーブルに置いたまま業務に入った私。もうこんなに飲んだかなと思いつつ、飲みきった。この職場で氷は命綱。味なんて言ってられない。アイスコーヒーを飲み干した残りの氷をムダにしないように、カップに麦茶をいれた。
しばらくして、問題爺に怒られた。
「スミマセン、アイスコーヒーだと思って飲んだら麦茶だったんですけれど!」
「なに飲んでるんですか」と、笑いながらこたえた私。問題爺には、ヘンなスイッチがあるし、冷蔵庫のモノが食べられているコトは知っていたし。
「えへへ、えへへ」
そのひと言でおしまい。
あとで聞いたらかわいがっているアルバイトさんは、リュックの中のパンを食べられたらしい。
問題爺、よくクビにならなかったよね。今、どこでどうしているかは知らないけど。
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