前に書いたお話。
あなたの恩師の奥さまから届いた赤い葉っぱのようなお花。
とてもとても風が強かった日。
旅立たれた奥さまとお会いする機会はなかった。しかし、なんとなく、ときどき遠慮しながら私のところへきてくださっているような気がしている。
そのトキいただいたお花は、部屋に飾ってある。だいぶ色はぬけてしまったけれども、しっかりカタチを保っている。
そしていまは、七月のお盆。
少し風が強い。
いや、強風。
ベランダに出ていたトキ、奥さまからいただいたお花が落ちているのに気がついた。
あらららら。
風が強いから私がベランダに出るトキに飛んでしまったのか。
あぶない、あぶない。
前回と同じく、とてもとても風が強いのに柵のスキマに絶妙なひっかかり方をしていた。
よかった、よかった。
拾いあげて部屋に戻ると、前にいただいたお花は、いつもの場所にある。
あれ??
並べてよく見ると、前に私の元へいただいたお花とそっくり。色が抜ける前のお花と同じ。強風にたえて、私のところへ!
わ~。
奥さま、来てくださったのかあ!
そう、数日前にあなたの恩師へお久しぶりに連絡しようか考えていたんだ。
お忙しいだろうし、いつまでもご迷惑かと遠慮した。
七月のお盆。奥さまのメッセージ、届きました。お盆がすぎたら、連絡させていただきます!
コメント