不思議なチカラ@45~なぜか、両親を思いだす一日

おもいで

数日前のコト。
近所のスーパーで、いつものように、いつものような買い物をしていた私。

いつも、店内を歩くルートはだいたい同じ。左回りで大きく一周してから、そのあとに分岐された細かい棚の間を歩いていく。
わが家で買わない分野の棚は、歩かない。

しかしその日、スーパーはとても混んでいた。ゆっくり店内をまわれる雰囲気ではないので、急ぎではないモノは後日買うコトに。

それでも大きく一周はしたかったが、混んでいるので通路も狭い。大まわりはあきらめ、目的の棚を目指す。

わが家で買わない分野の棚の間を通れば早そうだ。そちらへむかう。

あれ、なんだかなつかしい。

両親が元気だったコロ、実家に行くとビールとともに出してくれていたワカメや小魚のおつまみが並んでいた棚。

じわりと、涙が出た。
そっか、両親はもう目の前にはいないんだ…。久しぶりの涙。

昨年意識を変えて、両親の旅立ちを前向きに考えられるようになってから初めて。
キュッと胸がしまるような感覚。

その帰り道、目についた雑草。小さいコロに母とお散歩をしていてよくみた花だ。
キュッと胸がしまるような感覚。

家に帰っても、毎日見ている父の荷物がなぜか、目につく。
キュッと胸がしまるような感覚。

なんだろう…。

ナゾはとけた。

無宗教のテイだったわが家。お盆は七月だった。この時期、親族で集まり法要をしていた。

最近、世の中のコトや天候や惑星が気になり両親のコトを強く強く強く思う機会は減っていた。


「はい、はい、きたよ~」


「お邪魔しないけど、ここにいていいかな」

このような感じで私のところへきてくれたんだ!
イヤな感じは全くない。怒られているわけではないかな。ひと安心。

いま、七月のお盆だったね。


「おかまいしないけど、ゆっくりしてね」

この先数日間、楽しくなりそうだ!

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