母方のオバ@16

たわいもない話

オバは、お会いする機会を重ねてココロをひらいてくださったのか、ご家族への否定的なコトバもときどき出てくるようになった。

娘さんお二人の個性の違い、ご自分との相性。ご主人のめんどくささ。

どこのご家族にもあるだろう、ささやかなコトだけどね。

へー、いつでもなんでも笑いとばしているようなオバ。親せきに激しく怒られてもその場で涙をながして、あとはケロッとしていたのに。

不満不平を感じる気持ちはあったんだ。

理詰めでどんどん話をすすめる。
キッチリカッチリ白黒ハッキリさせようとする。
正義感の強い理系の頭脳、ご実家のみなさんとは空気感が違うご主人、と。

娘さんお二人の結婚がまとまらないコトを嘆き、就職させるんじゃなかったと日々後悔していらっしゃる、と。
私がご主人に最後にお会いしたのは数十年前。私は子どもだったので、大人と子どもの関係。だからご主人のコトは、よくわからない。

オバは、過去は過去。今できるコトを考えていたいという。

ただ、やっとわかった。
母含めて伯父たちにも、感情に寄りそうコトなく、理詰めで事務的にコトをおさめようとしたご主人。ご主人の言いなりのオバ。

みなさんはせめても、子どものコロのように兄弟姉妹で話をしたかったんだろうね。

私の父は、わきまえて遠慮していたんだけどね。

オバ夫婦は気づいていなかった。

オバは今も気づいていない。

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