新学期をむかえ、課外活動の問題は相変わらずだった。顧問が変わるも頼りない。副顧問が担任の先生という安心感だけが救いだった。
新しい校長は論外だった。担任の先生の助言もあり、一度お話の機会をいただきかけたのだが、私たちの話も聞かずに第一声「本校の先生方はみなさん立派です」
高校生活、課外活動、永遠に続くものではない。あきらめたくはないが、この校長はダメだ。丁重に校長との話し合いの場をお断りした。
そして時はすぎ、副顧問である担任の先生の手厚い見守りをいただきながら、課外活動は終わりをむかえた。メル友かのようにたくさんのやり取りをした担任の先生と連絡をとる機会も減ってきた。
わが家の問題で担任の先生をひとり占めしてしまったようにも思ったが、クラスの子たちの多数も学校と問題を抱えていて担任の先生はひとりひとりに親身な対応をされていたと後で知った。
担任の先生が、生徒のために校長へ強く意見をされたことは何回もあるらしいが、何も変わらなかった。わが家にかぎらず、悪化していった。
よどんだ組織の高校とはいえ、担任の先生を尊敬されている先生方はいらっしゃった。その先生方はわが家のことを気にかけてくださり、私が来校したときにはご丁寧なご挨拶をいただいたりしていた。
ご自身のの体調もよろしくないなか、病気の奥さまにも全力で寄りそいながら、生徒のためにも全力で。
つづく
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