初詣

なんとなく

伝統やしきたりや、身を引きしめる気持ちを否定する気持ちはほんの少しもない、今日のお話。

大切にしたい。だからこその、あえてのお話。

私の実家は、年中なにかしらの行事があった。

私の幼少期、初詣は習慣になかった。

のちに聞いたところ、父方の実家は初詣の習慣がなかった。はじめて初詣に行った年に祖父の旅立ちがあった。それ以後、お詣りすることはなかったらしい。

時が過ぎ、私の両親は街の風物詩を感じに、あちらこちらに初詣へ行っていた。両親について行き、私も初詣に行くようになった。

どこも、たくさんの方々が参拝。

屋台も、たくさん並んでいる。昔ながらのなつかしい風景のような。

なにか、違うような。

おみくじも、トコロによるのかもしれないけれどたくさんの種類がある。バラエティーのようなおみくじも、みかけた。

初詣の屋台に違和感ある、洋風のたべもの。歩きながら食べたり飲んだり、くじ引きゲーム、おみくじさえも、エンターテイメント。

少し前までの私は、とてもとても違和感をもったコト。
年明けだけお参りして、一方的お願いゴトをして、飲み食いして、ゲーム感覚でおみくじをして一喜一憂する。
お正月が終われば次のお正月までごぶさた。

もちろん、年明けだけではなくことあるゴトにキチンとお参りする方々はいらっしゃるが。

最近の私は、エンターテイメントとなっても、初詣をする風習が消えるよりもいいのかなと思ったりする。

きっかけがエンターテイメントの初詣だとしても、神聖なる空気、時間を感じて、感謝の気持ちをもつ日が、いつかくるのなら。

いや、気がついて。

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