月に数日間短時間勤務するだけの仕事をしていた時期がある。
いわゆる大企業。大きな会社。
大変失礼ながら、欠勤しても、かわりに仕事ができる方は多数いらっしゃる。
出勤時間がバラバラとなので、出勤のごあいさつもなく出社したら無言で自席に着く。
福利厚生は手厚い。
私には、まったくご縁のなかった世界に、ひょんなご縁でお邪魔するようになった。
そのような企業、イヤな違和感をもちつづけていた。ロボットみたいだなあ。私じゃなくていいじゃん。
あるトキ、たまたま私の子ども世代の方々が大量入社した。
社風は、かわる。
最低限の出勤時のごあいさつやたわいもない雑談で、うまくコミュニケーションをとっている。
大企業のよいトコロを部分どりして、大企業の困ったトコロに悩みだす。
ある日、特に私をしたってくれていた若い子が企業への不満が限界で転職を決めたという。
さびしいような。しかし私がその子の親ならその英断を応援する。複雑な気持ち。
私のような勤務形態では珍しく、その子の送別会に呼んでいただけた。
幹事は勤務時間中から準備。給与は支払われる時間帯。
徐々に準備のヒトが増え、なだれ式にゼロ次会がはじまるグループ。カンパイ前に、ビールの空き缶がどんどん増えていく。
一応正式なカンパイ。みなさんご歓談。会のヤマ場。参加者のみんなからの記念品を贈る場で、個人的な贈りものをするヒトがいらしたり。
食べちらかし。気づいて片づける方もいらっしゃるけれど、テーブルもゴミ袋も散乱。いつか誰かがかたづけるだろう、なのかな。
そういう世界観もあるんだね。
おひとりおひとりは、悪い方はいない。しかし集団のマジックなのか。多数集まると、人間味を感じない。。
送別会に参加させていただき、楽しかった。そして、社会勉強になった。
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