私の学生時代にはなかった、スマホ。
パソコンやネット検索なども大人たちの仕事上、限られた使い方だったように思う。
今は、小学校の授業でさえタブレットを使うと聞いた。
賛否両論ありそう。生活に深く入りこんでいるデジタル機器を学校で使うのは当然かもしれない。使い方を間違えなければ、便利。
私も日々お世話になっているデジタル文化。
「使い方を間違えなければ」
そう。
依存しすぎてアタマを使って考えなくなるコト。
手に入れた情報をアタマを使って判別しないコト。
早くてラクなコトは、便利とは限らないコト。
最近聞いた話。
少し前からネットの話題として聞いていたけれども身近な方から聞いたのは初めて。
大学に入学が決まったお子さまがいらっしゃる方。
そのお子さまは、デジタル文化世代。しかし、SNSなどには手を出していない。同じ高校から同じ大学に進学する子はいない。入学前、お友だちができるかな、と、ドキドキしていたそうだ。
その大学は、入学式の前にオリエンテーションで大学へ行く機会がある。お子さまが大学につくと、ほとんどのヒトがスマホ片手にヒトを探している。
ウワサに聞いていた事前待ち合わせだ。事前にSNSで同じ大学同じ学部に進学するヒトと待ち合わせをする。一人になるのがコワイから。
知人のお子さまも、さすがにあせったらしい。
しかし、待ち合わせをしていなさそうな子に声をかけて仲良くなった。
同じ感覚をもつ子がいてよかった、親子でホッとしたそうだ。
何年もつづく、大切なお友だちが見つかったお子さま。
ちなみに、事前待ち合わせをしたヒトたち。だいたい一ヶ月もせずに、別行動となっているらしい。
なかには、事前待ち合わせをしたヒトと別行動になってから大学では知り合いもできず、一人で授業を受けてお昼休みも一人。別の進路を選んだ高校のお友だちと一緒にベッタリしているコトもあるらしい。
ヒトそれぞれ。
どちらがどうではないが、現代的なお話だなと思った。
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