思えば、、、
母が旅立つ数ヶ月前から、時々、イヤな感覚があった。苦手な場所に行ったときのゾワゾワ感とも違うが、ザワザワするようなイヤな感覚。身体を横からキュッとされて心臓がバクバクするような、突然空間が変わるような、というか。
そのころは、私の中の不思議なチカラを認めずにのんきに過ごしていたので、その、イヤな感覚の意味を考えることはなかった。
そしてある日、母は朝、元気に出かけたが、お昼前には調子が悪いと帰ってきた。激しいめまいと動悸のような状態。更年期と言われるころから季節の変わり目にこのように調子を悪くすることがあったので、母自身も父も私も、いつものことかな、と、自宅でゆっくりして様子をみることにした。
翌日も同じような状態。歩いて近くの病院へ。夕方には軽いモノも食べられたのに、急変。21:53、その時、と、なった。
母の旅立ちからちょうど二年くらい過ぎ、あのころと同じようなイヤな感覚がした。私自身の不思議なチカラはまだ認めていなかったけど母の「その時」の前のイヤな感覚は覚えていた。何か悪いことが起きなければいいなと思った。父はとても元気だけど、まさか??
結果、とても親しくしていただいていた母方の三男伯父。ずっとお元気だったのに軽い体調不良だと思って病院で検査をした結果、余命三ヶ月と宣告。その通りになった。
それから半年、父も突然旅立った。思えば、その二ヶ月ほど前から、イヤな感覚がしていた。自分の不思議なチカラにはもちろんまだ気づいていなかったが、いま思うとはね返そうとして感覚を認めないように気づかないふりしていたような気もする。
その後、このイヤな感覚がしたことはない。みんな、元気。
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