父方のお墓参り@2

お墓参り

祖父の命日が近い。私がうまれる前に旅立たれた祖父。お会いしたコトはない。

お写真の姿と、父から聞いた話しか知らない。
神々しい。偉大なコトをなしとげた祖父。

むかしむかし。正装の写真の祖父は迫力がある。小さいコロの私には、こわい祖父にみえていた。気品あふれる迫力は、こわいほどだった。

両親が旅立ったあとはなるべく、兄弟と約束して一緒にお墓参りをしている。できるコトなら、月に一回。

今月、兄弟は忙しいらしい。
今月、私一人でお墓参りに行ってくるコトにした。

祖父の命日より前に行きたかった。
なんとなく。
候補の日はしぼられた。

なんとなく、その日は気持ちがのりきれなかった(ごめんなさい)。朝方の天気がよくなかったからかな。

別の日にしようかな。いや、今日を逃したら祖父の命日より遅くなる。それはイヤだ。
失礼ながら、かんたんなお花をさしに行くだけのお墓参りでもいいや。
やはり、今日行こう。

のんびり準備をして出発。

途中、イメージにピッタリなカワイイお花たちも購入。

出発してしまえば、いいかんじ。

とはいえ、いつもよりもなんだか不安もあった。

なんだろう、初めての感覚。

お墓に到着。めずらしい雑草がたくさん。いろどりはキレイだが雑草。

一人でゴミ捨て場に行ったり、お水をくんだりウロウロ。

水をくみ、お墓に戻ろうと歩いていたら…

カラス。大きなカラス。


私の前を歩いている。威厳がある。少々こわい。

う~ん、どうしよう。

つづく

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