不思議なチカラ@25~設定上の祖母♪5

不思議

一読者としてひっそりと設定上の祖母のブログを楽しんでいた私。

しばらくすぎたある日。

私はついに、「設定上の祖母」に連絡をした。

とてもとても残念な理由で。

ブログで知ったのだ。

「設定上の叔母」の旅立ちを。

そう、毎年父の命日には連絡をくださった「設定上の叔母」、今年は連絡がなかった。持病があるとは伺っていたが、まさか。私より少し年上だと思うが、まだまだお若い。

どうしよう…。

思えばこのときから、私のなにかのスイッチが入ったのか、いや、どなたかが押してくださったのか。なんとなく。

私の動きは早かった。

「設定上の祖母」へ、ブログのコメント欄から、メッセージを送った。父の携帯電話から電話をしたり、住所録から連絡することもできたのだけど、迷いなく、ブログのコメント欄から。

いつもの私なら、このような大切なメールはコピーをしたり保存をするのだか、すっかり忘れていた。なにを書いたのか…。少しコワくなった。

「設定上の祖母」は、すぐにご丁寧なお返事をくださった。

ホッとした。

そのメールの文面は、「設定上の叔母」の残念なお話が中心だった。的確に情報がまとめられていて、かといって仰々しい堅苦しさはなく、あたたかみを感じる内容。

さすが、「設定上の父の母親」役、しっかり者のイメージ通り。

メールを何通かやり取りした。文章が心地よい。

ここでまた、なぜか、なんとなく、私のスイッチが入った。

つづく

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