日づけの記憶に強い私。
今日は、母方のおばあさまのお誕生日。もしご存命ならおいくつになられるのかな。百十歳は超えるはず。
私には、ちょっと歳を重ねてヒザをかばいながらゆっくり歩くおばあさまのイメージがある。
おうちにお邪魔すると、ちらし寿司をふるまってくださった。
帰るときにはニコニコ微笑みながら、お土産のちらし寿司や煮物をいただいたことも、あたたかな思い出。
何回も書く前置き、旅立たれた方のコトを悪くは言いたくない。言うつもりはない。 しかし、母方の実家は少し複雑で、おばあさまは実はコワい方だと、子供心ながらに感じていた。伯父たちの様子からも感じていた。
母はトキに、強いコトバを受けたこともあり、最期までその恐怖感を忘れられなかったようだ。最期まで夢でうなされていたらしい。
母のその気持ちは、わかる。母の気持ちを近くで寄りそう父が、少しずつ癒していた。ただ、消滅することはなかった。人間、忘れられないことはある。私ももう少し母に寄りそえていたら…。
私が今、歳を重ねて思うコト。
おばあさま、私にとっては、あたたかな思い出の中で笑っていらっしゃる姿しかうかばない。
いい思い出。それでいい。私の記憶だから。
そしておばあさまは今年もまた、私の記憶に来てくださった。
感謝。
コメント