つづき
先日、親せきご夫婦から、ご先祖さまに関する興味深いお話を聞いた。
私たちの数世代前までのご先祖さまは、本当に知っていらっしゃったむかしむかしのお話なので、事実。本当に実在されたご先祖さま。
その事実をもとに、親せきご夫婦はさらにさかのぼったご先祖さまを推測、想像されていた。
とても知識豊富なご夫婦。実在されたご先祖さまのゆかりのある土地の歴史や、成しとげられたことからの推測、想像。
日本は多民族国家。
よい意味で、大昔いろいろな土地からいろいろな人種の方々が日本に住み、トキを重ねて今の日本人となったと話された。
私たちの遠い遠いご先祖さまは、西洋からいらしたのではないか、と推測された。
親せきの中でも特に、私の父の雰囲気には、西洋風の優雅さを感じていたとおっしゃった。
東洋の気高さ、他の地域の柔らかさや高潔さなどそれぞれの気品があるが、父には西洋を感じたというご夫婦。
大きなロマン。
先日私が書いた物語。
そのコが「恵まれたお嬢さま~」と調子にのるつもりは少しもないけれど
そのコの家風はおだやか。あたたかい。「お嬢さま」の声が聞こえるのは、なんとなくわかった。
なぜ、西洋のお屋敷?
ずっと疑問だった。
幼少期のそのコがなぜ、西洋で暮らしていたと感じていたのだろうと、思っていた。海外に特別な憧れはなく、日本が好きなのに。
親せきご夫婦のお話で、またまた、点と点がつながったような気がした。西洋の雰囲気をまとった父をもつ、そのコ。
幼少期の妄想、実はそのコが子どものころに感じていた「不思議なチカラ」だったのか。
親せきご夫婦のお話を聞いて、やっと気がついた。
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