皮膚科の薬、断薬への道①

違和感

これは、あくまでも私の話。みなさんにオススメしませんが、備忘録的に。

病院や薬を全否定する気はない。あのときお世話なった皮膚科の医師へ、感謝をこめて、でもサヨナラをした話。もちろん患者としての話。

昔からなんとなく、病院には足が向かない。父もかかりつけ医さえいなかったほど、旅立ちの直前まで元気だった。

ありがたいことに私も、基本的にいつも元気。人生で病院に行ったのは数えるほど。入院したのは出産のときだけ。

しかしアレルギーはいろいろ持っている。十数年ほど前だったか、全身蕁麻疹、ジーパンにも染み出るほどの膿。ギブアップ。近所の皮膚科にむかった。

診察の結果、眠っていたアトピー性皮膚炎が再発したとのこと。最強と言われる塗り薬が出された。「最強」、こわい気持ちもあったが、どんどん膿が染み出る。言っていられない。帰宅後すぐに塗ってみた。

ピタッと、膿が止まった。

助かった。まだまだ肌は荒れているが膿はとまった。

それからしばらくしてだいぶ、蕁麻疹は落ちついた。まだ薬が手元にあるうちに塗るのをやめて、悪化したら塗ることをくり返す時期がしばらく続いた。

最強の薬という罪悪感のような気持ちもありつつ、その薬を手放せなかった。

結局その薬を使いはじめて数年。肌の調子はだいぶよくなった。診察後、もう薬は出ないかなと期待していた。

医師の言葉に絶句。
自力で断薬してみる、と心に決めた瞬間だ。

「すっかりよくなりましたね。では今日から、飲み薬を追加しましょう」

つづく!

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