親って心配する職業だから

私は両親にはいろいろなコトを自由にさせてもらってきた。そしてできあがったのは今の私。日々平和。ありがたい。

ところが私はあなたに対してあれこれ先回りをして気をつけて、と言っている。そのコト自体は悪いことではない、と思いたい。

親しくしているママ友たちも、お子さまに対しては心配しすぎて出かけるときにはネガティブな妄想がわくという。自分のコトならエネルギッシュで、なんでも前向きにバリバリ進んでいくママ友でさえ、同じように言う。

そうだよね。親にとって子は一番大切。子を一番大切にする日々の暮らし方や生き方の違いは親それぞれ。子それぞれ。ご家庭それぞれ。

なるべく家にいて日々のささやかな時間をお子さまにむける親、自分が仕事をがんばっている姿を通して人生を伝えようとされる親。

そして子は、親の子ども時代とは違う経験を重ねていく。ヒトはみんな、自分の体験したことや気持ちをジクに考える。自分の大切な子になるべくイヤな経験やツラい思いをさせたくない。心配が先にたつ。

最近は世の中不穏なニュースも多いのでなおさら。

心配を押しつけて子の選ぶコトをつぶしたり自由を奪いつづけるのは、また別の話。

いいんだ。親って、心配する職業なんだ。それでいいんだ。

みんな、子の幸せを願っているんだ。