担任の先生の奥さまが旅立たれてから数ヶ月後。先生は、お会いする機会を作ってくださった。
「その日」のことをさらに細かく話してくださった。涙なしにはいられない。悲しい。このような苦しみ、なぜ先生のような人格者が。
毎日持ち歩いているという、たくさんの奥さまの写真をみせてくださった。
写真の奥さま、イメージとは違った。担任の先生のお話から、キリッとされたしっかり者だと思っていた。実際の奥さまは、ほんわかおだやかな笑顔が印象的なかわいらしい方だった。
失礼にあたるといけないので担任の先生には言わなかったが、私の母と空気感が似ていてドキッとした。
写真の担任の先生。見たことのないようなやわらかい笑顔。そうだよね。あの高校内では常に臨戦態勢、ご家族との時間はあたたかいステキなひととき。
いいものをみせていただいた。
そして、私がずっと思っていたことが確信に変わった。
奥さまがいらしたからこその、担任の先生。私たちは奥さまに、どれだけ感謝の気持ちをお伝えしても足りない。
今後、感謝の気持ちを忘れずに奥さまがお喜びになりそうなことをしていきたい。
きっと、担任の先生のことを心配されている。
あなたの近況報告やご相談、遠慮なく担任の先生に頼ること。いつまでも、先生として輝いていただくこと。
他にもあるかな。ゆっくり考えていきたい。
いったんおわり、のつもりだったが
つづく
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