オバとは両親旅立ちのあと、例の強風豪雨のお墓参り以来、お会いしていない。基本的に年賀状だけの関係に。
ところが数年に一度、連絡がくる。そのときはいつも、お盆のお供え物を送ります、と。毎年ではなく、気が向いたときに。お気持ちは大変ありがたいが、ほんとうにお気持ちだけでじゅうぶんだが、なかなかこちらの真意は伝わらない。というか、私がついつい、オバのテンポに合わせていっけん楽しげに電話で話してしまうからか。
両親は、このような私の電話の様子に怒っているかもしれない。ただ、私としては数年に一度の関係、きっともうお会いすることのない関係、表面的なおだやかな会話をしたほうが、お互いにとってよいのではないかと思っている。
母の長年の苦労は理解しているつもりだが、私自身がオバに直接なにかをされたことは、ほぼほぼない。また、私の対応で両親を悪く思われたくないから。
別の界隈の親戚のように、想像でイライラしたり、トゲトゲしく距離をとることは、私のやり方ではない。
ただ、さすがに個性的なオバ。お供えしてね、と、真夏に要冷蔵の日持ちしないモノをお送りいただいたりする。
こういうヒトほど、元気に長生きされるんだろうね。
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