不思議なチカラ@12の4~家風の違う結婚

不思議

今の時代ならまた違うけれど、まだまだ年長者が絶対的な立場。二男伯父の奥さまは窮屈だったらしい。そして表面上は波風たたないが、小さいころの父は、家の空気感が変わったことを感じていたらしい。さらに祖父母が歳を重ね、ゆったりした日々を送るころ、父はご両親が窮屈そうにみえていたらしい。

そしてあるとき、二男伯父は奥さまに「二男の嫁なのに苦労をかけてすまない」と言われたそうだ。近くで聞いていた父は、勝手に乗り込んできたのになにを言っているのかと、怒りの気持ちがこみあげたそうだ。両親と父とのおだやかな三人暮らしだったのに。


晩年二男伯父と父はほどよく仲良かったが、ほどよい距離は常にあった。二男伯父ご家族と、父一家(つまりは私たち家族)も、ほどよい距離はあった。二男伯父旅立ち後は、距離はどんどん広がっていった。特に父と「姪の方2」の距離は遠くて道のりはとんがってしまった。

ちなみに父は長男伯父のことは心から尊敬していて、ご家族とも仲よくしていただいていた。私も、いまでも長男伯父方面の親戚方(従兄弟)とは、親しくさせていただいている。その従兄弟たちも、二男伯父方面のご家族とは疎遠になっているそうだ。

今はもう、ご両親、長男伯父、二男伯父、奥さま、父、母、みなさん旅立たれている。

二男伯父方面とのつながりはもう仕方ないとして

あるとき、真実がわかった。祖母から直接話したかたから聞いたという、従兄弟嫁のお話。

つづく

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