「夜分~遅くに~おそれ~いります~」

おもいで

違和感あるコトバ。

いや、私のヘンな、メンドーなこだわり。

きっと、世の中の八割以上のヒトには怒られそうな話だけど、、。

ブログをはじめてから、つたない文章ではあるけれどもコトバに意識を強くおいている。

あるトキ、ふと思いだした。

「昔から、コトバにはこだわりがあったじゃないか!」

自分で言うのも恐縮だけど、私は小学校低学年のコロは作文を書くと必ずほめらた。ナニがよかったのか、ナニをほめられたのかはわからない。
文章を書くコト自体好きだった私。

しかし小学校高学年になり、作文の書き方を教わる授業があった。それ以降、作文でほめられるコトはなくなった。
文章を書く楽しさを、作文では感じなかった私。

コトバや文章は、型にはめるモノではなく個性がいかされるのではないか、当時の私は感じていた。

それからは割りきって、学校で書く作文は教科書通りに文字を並べて乗りきってきた。

マニュアル通りのコトバはイヤ。
あえて自分なりのコトバに置きかえていた。
もちろん、非常識とされる場はわきまえていた。

あるトキ、知人と会っていた。共通の友人へ電話をするコトに。当時は携帯電話などなく、公衆電話から。

私が「遅い時間にごめんなさい~」と話しはじめた。

電話をきったあと、そばで聞いていた知人に言われた。

「こういう場合は、こう言うんだよ。僕の後につづいて言ってみて」

「夜分~」

「遅くに~」

「おそれ~」

「いります~」

…復唱するわけないじゃん。
私の意図を説明した。そもそも共通の友人のお母さまとは顔なじみ。気持ちは伝わる。

その知人とのご縁は、なんとなくつづかなかった。

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