貴方となぜ出会ったのか@1

おもいで

先日書いた海外旅行の経験。

日本とは違う特別な時間と空気。
壮大な景色。
日本の厳粛な壮大さとは違い、なにもかもが無限に広がるような壮大さ。

いろいろな方々が仲よく暮らしている街。

知らなかった世界を知り、ゆったりした時間を過ごし、さあ、この先私はどうしたらいいのかなと考えた。
部分的にひとり旅だったコトもあり、考える時間もたっぷりあった。

もっと長い時間、海外に滞在してみたい。

日本の空港に到着。
家に帰るのに一番早くて便利な快速電車、時刻表をみると、30分ほど待たなければいけない。ボーッとベンチに座ったら寝てしまいそう。

どうやって寝ないように時間をつぶそうかな。携帯などない時代。電車では週刊誌や文庫本、マンガなど読む方が多かった時代。

ナニカ雑誌でも買って時間をつぶそう。

私が手にしたのは求人雑誌。当時、仕事を探す雑誌を売っている時代だった。

次の海外旅行のために、ナニカよりよい仕事はないかな。転職するかな。

とてもやりたい仕事ではないけれども、おもしろそうな会社をみつけた。

後日、応募。面接。合格。

海外旅行から帰国してほどなく、私は電車待ちのひまつぶしで見つけた仕事をはじめた。

私がその会社に入社してから約半年後に入社した社員さん。

私は貴方と一緒になった。

あのトキすんなり電車に乗れていたのなら、求人雑誌を買うことはなかった。

求人雑誌ではなく他のモノをを手にしたのならば、あの会社に入るコトはなかった。

貴方とは出会わなかった。

あなたとも出会えなかった。

すべてのはじまり。

不思議。

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