先日書いた海外旅行の経験。
日本とは違う特別な時間と空気。
壮大な景色。
日本の厳粛な壮大さとは違い、なにもかもが無限に広がるような壮大さ。
いろいろな方々が仲よく暮らしている街。
知らなかった世界を知り、ゆったりした時間を過ごし、さあ、この先私はどうしたらいいのかなと考えた。
部分的にひとり旅だったコトもあり、考える時間もたっぷりあった。
もっと長い時間、海外に滞在してみたい。
日本の空港に到着。
家に帰るのに一番早くて便利な快速電車、時刻表をみると、30分ほど待たなければいけない。ボーッとベンチに座ったら寝てしまいそう。
どうやって寝ないように時間をつぶそうかな。携帯などない時代。電車では週刊誌や文庫本、マンガなど読む方が多かった時代。
ナニカ雑誌でも買って時間をつぶそう。
私が手にしたのは求人雑誌。当時、仕事を探す雑誌を売っている時代だった。
次の海外旅行のために、ナニカよりよい仕事はないかな。転職するかな。
とてもやりたい仕事ではないけれども、おもしろそうな会社をみつけた。
後日、応募。面接。合格。
海外旅行から帰国してほどなく、私は電車待ちのひまつぶしで見つけた仕事をはじめた。
私がその会社に入社してから約半年後に入社した社員さん。
私は貴方と一緒になった。
あのトキすんなり電車に乗れていたのなら、求人雑誌を買うことはなかった。
求人雑誌ではなく他のモノをを手にしたのならば、あの会社に入るコトはなかった。
貴方とは出会わなかった。
あなたとも出会えなかった。
すべてのはじまり。
不思議。
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