前に書いたね。
私の母の母。お母さんとお母さん。
母が小さいコロに旅立たれた。
祖父は再婚されたが、母のお母さんは、旅立たれたお母さん。
母が小学生になったコロと言っていたかな。
学校で母の日が近くなると、感謝の気持ちをこめてカーネーションを送りましょうと先生が話されたという。
その時代、カーネーションは赤と白の二色だったらしい。学校で用意されていた…という話だったかな。
母は、とても複雑な気持ちになったという。
みんなは赤いカーネーションを送る。自分は白いカーネーションを用意する立場。しかし家には祖父の再婚した方が。その方とは書類上同居人だけど、白いカーネーションを持って帰るわけには行かない。
赤と白の二本を持って帰るわけにはいかない。
赤いカーネーションを選んで持ち帰っていたそうだ。
それから毎年、母の日には複雑な気持ちになったという。
私が小さいコロ、母の日にカーネーションという習慣はなかった。
季節のイベントや行事は積極的に取り入れていた両親だったが、母の日にカーネーションを用意するコトはなかった。
私が小さいコロも、母の日が近くなるとお花屋さんには赤と白のカーネーションがあふれていた。普段明るい母が、白いカーネーションを見かけるとさびしそうだった印象が強く残っている。
先日、かわいいカーネーションが目についたので両親の写真の横にお供えしたよ。
母の日のために用意したんじゃないよ。カーネーションがかわいかったんだ。
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