お墓から帰ろうとした途端に、青空がひろがった。
お、ありがとう。
少し遠くには、まだ例のカラスがいる。
モンシロチョウのお見送りも。
カラスのコトが気になり、家に帰ってからいろいろなコトにくわしい方に聞いてみた。
お墓参りのトキ、カラスの姿を借りてご先祖さまが来てくださるコトがあるらしい。
体格はしっかりして、歩き方に貫禄があったカラス。羽にはツヤがあった。
思えば私の近くに来たトキ、こわかったんだけどココロの奥がゾワゾワするこわさではなかった。
正装の写真の祖父のイメージにピッタリあう。
カラスが私の近くに来たトキ、お線香は失礼して帰ろうかなと考えていた。すると、カラスは少し離れた木の上の方へ移動した。
私を驚かせたかなと、気をつかって少し離れた場所から私を見守ってくださっていたんだね。
最初によそのお墓含めてお辞儀をしていたのは、ご近所さんへのごあいさつだったんだね。
そうだったのか。
思えば、祖父のコトを一番強く思ってお墓参りをしたのは初めて。
もう少し、カラスが近くに来た時間を楽しめばよかった。帰ってからではなく、あのトキに祖父を感じられたら。
いや、祖父と初めての対面。お互いに、少し恥ずかしかったんだね。
少し離れて見守ってくださる祖父の奥ゆかしさ、おおらかさ。話に聞いていたとおりだね。
また来月、お邪魔します!
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