久しぶりに、母方のお墓参りに行った。三男伯父さまの命日近くの日。今年は母の誕生日となった。。
いつも、お墓の近くお店でお花を買う。
お供え用の花束が、ずらりと並んでいる。
その日は、ピンクのカーネーションにひかれて決めた花束。
お花係の方が紙につつみ、このままレジに並んでください、と。
少し待つ。私の番。
レジの方に花束をうまく渡せず、花束が下に落ちた。
お店の方は、ひらあやまり。花束を包み紙から戻して状態を確認してくださる。
私は気にならなかったが、花びらに折れた部分があるから、よかったら他の花束に交換させてください、と言われた。
いやいや、私の渡し方が悪かったのに。
このままで大丈夫と何度もお伝えしたが、お店の方は奥からいくつもの花束をだしてくださった。
どれも、ピンクのカーネーションがかわいらしい。
ここまでしていただいたら、逆に交換していただいたほうがいいのかなと思い、奥からだしてくださった花束からひとつ選んだ。
私はお礼の気持ちをお伝えした。
お店の方は、いつまでも丁寧にあたまをさげ、お見送りしてくださった。
お店とお客さんの関係だったとはいえ、久しぶりにゆずりあうココロにふれたようで、いい気分だった。
お墓は、キレイだった。お店の方の気持ちもつまった花束をお供え。
おだやかなひととき。
冬の空気の音。ひろがる空。ながれる雲。
このようなゆったりした時間。
ありがたい。
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