私の考え方を押しつける話ではない。それぞれの楽しみ方はある。が…。
映画やお芝居、クラシックコンサートやミュージカル。いろいろな作品のDVDが発売されている。
昔、最初は、ビデオテープが販売されたんだよね。あの感動をご自宅で。それまでには考えられなかった、画期的なコト。
いや、今の時代は配信されている作品も多数。
けれども、私には手が出ない。気がむかない。
ヒトそれぞれの楽しみ方をしたらいいんじゃないかと、思う。配信を楽しむ方を否定するつもりはない。
が、、、
私には、たとえば、ごはんを食べながらそれらの作品を観る習慣がなく育ったからなのか。知人宅にお邪魔したときに違和感を感じていた。BGMがわりにCDやレコードがかかるのは気にならない。BGMがわりに映像が流れるコトには違和感。
来客中にテレビをつけるなんて本来は失礼きわまりないこと。ただ、トキにはそのテレビの感想を言いあったり、会話がふくらむコトもあるかもしれない。
しかしやはり、作品の映像がながれるコトには、違和感しかない。
なぜなのだか、ずっとわからなかった。
あるトキ、こたえが見つかった。
日常の所作があまりキレイではない知人と、このシチュエーションになった。せっかくの時間なのに会話はなく、映像に見とれながらボロボロこぼしながらのお食事。
作品は片手間にみるモノではない。
お食事をつくった方にも失礼。
テレビやパソコン、スマホの画面越しにみる作品からは、本来の輝きが伝わらない。
映画は映画館で。いつか、どなたかが言っていた。共感。
ナマに勝るモノはない。
小学生の合唱、目の前で声にとグッとくる。
私の、映像や作品へのこだわりが強すぎるのかもしれない。
いや、作品に携わったみなさまへの、私なりの敬意なのだ。
ただね、
時間的な制約やいろいろな都合で、現地に足を運べない方々がいらっしゃるのは、わかる。
お仕事上、ひとつでも多くの作品を観る必要がある方もいらっしゃる。
古い作品は、再上映されなければみることができない。
せめて、DVDや配信でみるのなら、劇場に行ったように集中して、敬意を払って作品にふれてほしい。
私の願い
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